【アクアリウム・テラリウム】ネイチャーアクアリウムは日常生活を豊かにしてくれる創作活動-OWNER’s VOICE File08

ネイチャーアクアリウムが目指すのは“床の間”

アクアリウム、テラリウムを始めたきっかけを教えてください。

息子と一緒に熱帯魚のベタを飼い始めたのがきっかけです。
初めは飼育セットを購入して楽しんでいたのですが、次第に水槽内に入れる水草やレイアウトに興味を持つようになりました。

それからいろいろ調べているうちにネイチャーアクアリウムの存在を知りました。
熱帯魚が水中の森を泳ぐ美しい世界観に一瞬でハマってしまい、自分でも作りたいと思うようになりました。

ネイチャーアクアリウムは植物を育て、生き物を飼育する楽しみに加えて、水槽内をレイアウトしたりさまざまな器具を使ったりする楽しみもあり、その奥深さに夢中になっています。

ネイチャーアクアリウムを始めて良かったと思うことは何ですか?

心がときめくというか、子どもの頃のようにシンプルに楽しむことができて、ワクワクする気持ちや高揚感で日々の生活が豊かになりました。

SNSでの交流も楽しいですし、何より僕の水槽を見てネイチャーアクアリウムに興味を持ってもらえたり、楽しんでもらえたりすることがすごく嬉しいです。

大好きな趣味だからこそ、自分だけではなく誰かの役に立てたときはとても嬉しくて、始めて良かったなと思います。

 

アクアリウム、テラリウムにおいて特に気をつけていることはありますか?

あまり神経質になり過ぎないようにしています。
ネイチャーアクアリウムを続けていると、どうしても思い通りに水草が育たなかったり、変な苔が生えてきたりして上手く行かない場面が出てきます。

そんな時は対策を考えつつも、なるようにしかならないと思っています。
もちろん知識や技術を身につけてさまざまな問題を解決できれば良いのですが、ある程度は自然の成り行きを楽しむことも、この趣味のおもしろさなのかなと思います。

水槽の見せ方として目指しているのは“床の間”です。
水槽はリビングの一角にあるのですが、和室にある床の間のような空間を目指して周辺器具を含めた水槽の見せ方を考えています。
いずれはネイチャーアクアリウムが床の間にある掛け軸や生け花のような存在になれば良いなと思っています。

 

人が植物や生き物に合わせてバランスをとるのが大切


アクアリウム、テラリウムをされていて失敗したと思ったことはありますか?

失敗はたくさんしています(笑)。
計画通りにうまく行ったことはほとんどありません。

ヒゲ苔などの厄介な藻類に悩まされるのは日常茶飯事です。
レイアウトにこだわり過ぎて水草の植栽を考えなかったためにうまく育たなかったり、魚の泳ぐスペースが狭くなってしまったり…。
また、水槽周辺をすっきり見せることを優先するあまりメンテナンスがやり難くなってしまうこともありました。

振り返ってみると失敗のほとんどが、自分の思い通りにコントロールできるだろうという思い上がりが原因なんだろうと思います。

自然界ではその環境に適したかたちで植物も生き物も暮らしています。
自然の摂理に抗おうとせず、むしろ人が植物や生き物に合わせてバランスをとる。
自然観察の重要性や生き物に関する知識の大切さに気づかされました。

照明を選ぶ基準は「コンセプトへの共感」


アクアリウム照明、テラリウム照明において重視されている点は何ですか?

コンセプトに共感できるかどうかです。
植物育成用としての性能はもちろん重要ですが、選択肢がたくさんある時代だからこそ、
その照明がどのような理由で企画されて製品化されたのか、性能やデザインの根幹となる思想や背景を大切にしたいなと思っています。

アマテラスは監修のkumanomi.360さんがおっしゃられていた「家族のことまで考えている」という開発思想にとても共感できました。

例えばアマテラスの特徴的なシェードデザインは吊るしたときに眩しくないように光源を隠すためだったり、電気代のことを考えて高性能を低ワット数で実現していたり。

ユーザーやその家族の目線で開発されているところに唯一無二の魅力を感じます。

あなたにとってアクアリウムとは何ですか?テラリウムとは何ですか?

日常生活を豊かにしてくれる創作活動です。
考えごとをしたりデザインしたりすることが好きなのでレイアウト作りは自己表現みたいなことができて心が満たされます。
また綺麗な水草や熱帯魚は眺めているだけでも癒やされるのでインテリアとしても楽しんでいます。

アクアリウム初心者やユーザーの方にメッセージをお願いします。

とにかく楽しいです!
作って育てて鑑賞する楽しさに加えていろいろなアイテムを揃える楽しみもあります。
また知識や技術など知れば知るほど奥が深くておもしろいです。
お金をかければうまく行くというわけではありませんが、お金を使いたくなってしまうところも趣味の要素として魅力的だと思います(笑)。

ありがとうございました。

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