パキポディウム・グラキリス育て方の基本|美しいフォルムを保つ秘訣とは?

パキポディウム・グラキリスは、マダガスカルや南アフリカなどで自生する塊根植物です。この記事では、グラキリスの概要や育て方のポイントなどについて解説しています。また、綺麗なフォルムを保つためのポイントや育てる際に活用できるおすすめのアイテムなどについても取り上げているため、ぜひ参考にしてください。

グラキリスとは

撮影:BARREL

グラキリスは、正式にはパキポディウム・グラキリスといい、主にマダガスカルや南アフリカなどで自生している塊根植物です。その丸々とした幹はグラキリスの特徴の1つだといえます。また、その膨らんだ幹が象の肌のような見た目をしているため、「象牙宮」という和名も持っています。日本でも人気の高い品種であるグラキリスは、暑さに強い点が特徴です。一方で冬は休眠期に入るため葉っぱを落とします。グラキリス以外の塊根植物については以下の記事で詳しく解説しています。

塊根植物

グラキリスの育て方

ここではグラキリスの育て方の基本的なポイントを紹介します。グラキリスに興味を持っている方、実際に購入した方はぜひ参考にしてください。

日当たりのいい場所に置く

グラキリスを育てる際は日当たりのいい場所に置きましょう。日当たりが不十分だとグラキリスの特徴でもある幹が細くなってしまうため、見た目にも美しくありません。また、暑さに強いとされているため、夏場は直射日光の当たらない屋外でも元気に育ちます。一方で、冬場は休眠期に入るため屋内の日当たりの良い場所で管理するのがおすすめです。冬を乗り越えるためにも、それまでにしっかりと日光を当てることが大切だといえます。

しっかりと水やりをする

グラキリスを育てる場合、夏は水やりをしっかりと行い休眠期となる冬は断水が基本です。夏場の水やりは用土が乾いたら水をあげるくらいの間隔となります。ただし、水をあげ過ぎると根腐れを起こす可能性があるため注意してください。

水はけのいい土を選ぶ

グラキリスは乾燥を好むため、水はけのいい土を選ぶことも大切です。育成初心者の方はどの土を使うのか迷ってしまうかもしれませんが、グラキリスは市販のサボテン用の用土で問題ありません。

休眠期の管理方法に注意する

グラキリスは冬になると休眠期に入るため、その期間は断水気味で構いません。ただし完全な断水は株にとってよくないため、1ヶ月に1回を目安に少量の水をあげてください。冬を越え、少しずつ気温が上がってきたら水やりの頻度・量を徐々に増やしていきましょう。

グラキリスの美しいフォルムを保つポイント

撮影:BARREL

ここではグラキリスのフォルムを保つためのポイントを紹介します。丸々としたフォルムがグラキリスの特徴でもあるため、綺麗なフォルムをキープするためにはどうすればいいのか、ぜひ参考にしてください。

枯れた葉を剪定してフォルムをキープする

グラキリスは、枯れた葉を剪定することで見た目にも綺麗なフォームをキープできます。剪定時期は5〜10月を目安にしてください。幹や枝を剪定する必要はなく、枯れた葉を取り除く程度で構いません。

こまめに害虫対策をする

グラキリスを育てる際、病気や害虫対策は必要不可欠です。病気に関しては、すす病や斑点性病害になってしまう恐れがあるため注意が必要です。特にカイガラムシが発生したタイミングでこれらの病気になるケースが多いとされています。対策として、農薬散布やこまめな害虫駆除を心がけましょう。またカイガラムシのほか、アブラムシやハダニなどにも気をつけなければなりません。万が一害虫が発生した際は市販の園芸用の殺虫剤などで駆除し、それでも残っているようであれば直接取り除くようにしましょう。害虫はできるだけ早く取り除くことが大切です。

グラキリスを太らせるコツ

撮影:BARREL

ここではグラキリスの見た目をさらによくするために、太らせるコツを紹介します。まん丸としたフォームに磨きをかけたい方はぜひ参考にしてください。

雨にさらす

夏場はしっかりと水をあげる必要があるため、そのような時期は雨にさらすこともポイントです。雨にさらしたあとはしっかりと乾かす必要があるため、1週間先の天気予報をチェックしておきましょう。ただし、雨の日が続く梅雨や台風などで雨量が多い場合は屋根の下へ移動させてください。

風通しを良くする

水分や日光に加えて、風通しの良さもグラキリスを育てるうえでは大切です。そのため、日当たりの良い風通しのいい場所に置くようにしましょう。室内で育てる場合は、サーキュレーターなどを用いて空気を循環させましょう。

グラキリスの生育に役立つBARRELの植物育成ライト

グラキリスを育てる場合日光が必要不可欠ですが、季節によってはなかなか太陽が現れないこともあります。そのような場合は植物育成ライトの活用がおすすめです。BARRELでは、さまざまなタイプの植物育成ライトを取り扱っています。

「NEO TSUKUYOMI BLACK EDITION 20W」は、赤波長と青波長をバランスよく組み合わせた光で、グラキリスの健康的な成長をサポートします。また、洗練されたデザインも特徴的であるため、インテリア照明としても活躍してくれます。

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「Akond」は、上下140度まで角度調整ができるスタイリッシュな植物育成ライトスタンドです。白と黒の2種類が展開されているため、お部屋のインテリアに合わせて選ぶことができます。

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